• テキストサイズ

【R18】夜行列車は逆ハー行き

第1章 傷心旅行




「んじゃ改めてよろしくっす夏海ちゃん」
「…よろしくです、結城くん」

「固いっすよー!新太って呼んで欲しいっす!」


風邪をひきそうな温度差を感じながら、私はさらに奥のバーに行くことにした。

出発の時間まで…あと30分。

電車の揺れよりも先にお酒に溺れてしまいたい。

ラウンジでは結城くんがブーブー言っているけど、

あんなだだっ広いラウンジにふたりっきり、なんて間違って恋にでも落ちたらどうするの…。


「…それはないか」

小さく呟く。

失恋直後の私。

いくら良い人がいても、そんな気にはならない…。


「…うぉ!」




/ 87ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp