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【R18】夜行列車は逆ハー行き
第7章 悪魔の忘れ物
「あ?」
「なんかおかしいと思ってたんすよね。
常識ないの装って侵入して…コソコソしてたのは監視カメラっすか」
「防犯カメラな」
結城くんもそうだけど、
なんというか、気迫。気迫が凄い。
圧倒されてしまう。
私は吉野さんと目配せをして、この場を打破する打開案を考えていた。
おそらく、最初の根津さんは偽り。
本性がこっち。
「奴は…二重人格です」
「え?」
吉野さんがぼそっとつぶやいた。
「仕事上、少々縁がありましてね。
知り合いとまではいかないですが。」
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