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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第7章 悪魔の忘れ物




怪しく緩んだ口元は、刑事とは真逆。

完全犯罪が成功した犯人。

毒々しく笑う彼は、私達を舐めるように見て、こう言った。

「仲間に入れろよ」

その口ぶりは、先ほどまでとは別人で、公務員だなんて信じられない。

仮にも国民の平和と安全のために働く人が、こんなにも悪役に堕ちていいのだろうか。

「おめーらのこと見た時から面白そうだと思ったんだよなー。

乱交パーティーだろ?

俺も混ぜろよ。アヘアヘにしてやっからよ」

豹変。

根津さんの視界に映るのは、強張った私の姿。

その場から身動きもできないほど、衝撃を受けたらしい。


「ワンワンうるさいっすよ」



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