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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第7章 悪魔の忘れ物




ドンドンドンドンッ

重厚な扉がものすごい勢いで殴られる。

板は悲鳴を上げて、早く止めろと私に訴える。

「な、なに⁉︎」

結城くんも吉野さんもこれにはびっくりしたようで、私同様、状況を飲み込めていない。

「よ、様子を…」

吉野さんが扉に近づき、覗き穴からうかがう。


「あいつは…」

その驚愕を隠し切れていない声は、「あいつ」が誰だか教えてくれた。

「根津さん!?」

急いで私も覗き、外を監視する。

不満をあらわにした根津さんが扉をけたたましく叩いていた。


「開けなさい。

あなたがたの行動・言動はお見通しだ」



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