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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第1章 傷心旅行




「あ、名前言ってなかったっすね。俺、新太っす!結城新太!」

「どうも…」

「お姉さんは何ていうんすか?」


今さっき初対面を果たしたばかりの、この少しチャラチャラしたというか、女慣れした男に名前を教えなきゃいけないの?


「予想はー、夏海ちゃんとか‼︎」
「え、うん、」

なぜか青年はいとも簡単に名前を言い当ててしまう。

見かけからしたら一切関わりのないタイプだ。

どこか遠い親戚でもない限り、一生関わらずにいたい典型的な例。

髪の毛は金髪に染められて、ピアスなんかも結構ハデ。

それにモデル体型が邪魔をして、うっすら外国人にも見える。



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