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【R18】夜行列車は逆ハー行き
第1章 傷心旅行
「は、はぁ…」
ダメと言う理由も無く、曖昧な返事を漏らしてしまう。
「行きましょ行きましょ」
「え、ちょっと、あの!」
その青年は私の手を取って歩き出した。
「て!て!て!」
「それがどうしたんすか?」
いきなり現れたモデルのように背の高い青年。
彼はいったい何を考えてるの?
「離してください」
「拉致とかじゃないんでお姉さん」
スラッとした長身からは考えられないほど力が強い。
私はずるずるとその青年に引っ張られ、ソファの集まったラウンジへと向かうことになった。
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