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男性声優さんの裏生活【R18】

第2章 管理人


ピンチ。


その時には察知してた。


絶対にわたし追い出される……。


予測通り日はだんだん過ぎて行って、ついにわたしに残された時間は一日。


わたしが出た行動は就職先を探すことじゃなくて、明日からの生きるための準備だった。


旅行カバンから小さなカバンまで荷物を詰め込む。


あの人なら本当にやりかねないし……。


必要なものを詰め込んで行っても入らないものはあるわけで、まだ時間もかかりそうだった。


床に散らばった衣類や、ベットの上の開きっぱなしの雑誌を見てため息を吐いた時だった。


『紗織、どうせ仕事探してないんでしょ?これ』


呆れ混じりのお母さんの手には、新聞の中に挟まっていそうなチラシがあった。


求人を求めた内容が見当たらなくてキョロキョロしていると、お母さんはその部分を指差す。


あ、こんな端っこの小さいやつ……気づかないわけだ。


お母さんこんなとこで何を見つけたんだ。


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