第1章 1話
泉「?…八尋?どうした…『ゴホッ、ゴホッ』っ?!」
『はぁっ…はぁっ…』
泉「八尋…貴方、「花吐き病」だったんですね…いつからですか?」
『…一週間前からだよ。』
泉「好きな人は?誰です?」
『はぁ?!いっ言えるわけないだろっ?!///』
泉「…ですよね。花、いつもどうしてたんですか?」
『あ?自分で食べてたよ。なんか捨てるのももったいなくて。苦いけど。』
泉「ふむ…」
『はぁ…よし、食べるか。』
いつものように自分で食べようと思い、
手で摘もうとしたら…
ヒョイっ
『えっ…』
泉「…(じー…ぱくっ)」
…泉が横取りして食べちゃいました。
『?!えっ?!ちょっと?!泉さん?!』
泉「…甘い」
『へっ?』
泉「この花、甘いですよ。苦くないじゃないですか」
と、言い出したのだ。
『えっ、そんな筈は…』
あれ…でもそういえばこの間図書室で調べた時、花吐き病の説明の部分に何か書いてあったような…
【花吐き病の花は、自分や恋した相手以外の人が食べると苦く感じますが、恋した相手が食べると甘く感じます。それは、自分の相手に対する恋心や愛がこもっているからです】
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短くてすみません。