第1章 殺人犯【事件編】
俺は病院のベッドの上で意識を取り戻した。
ナースが意識を取り戻した俺に気がつき、医者を連れてきた。
どうやら助かったらしい。
医者との問診が終わると、入れ替わりに中年のおっさんが二人入ってきた。
二人は刑事だった。
あの夜の事で知っていることを思い出しながら、混乱する記憶をゆっくりとほぐし、しっかり考えてから伝えた。
そして「殺人犯と目が合った。」と伝えたときに彼らは慌てて室外へ出た。
しばらくして戻ると彼らは言った。
「あなたは目撃者なので犯人から狙われる可能性がある。」
しばらく入院する事になった。