第2章 学校へ潜入!
「キサ視点」
あれは結構怒ってるな……
そう考えてるとさっきのいじめっ子らしき人が話しかけて来た
「ねぇ?貴方さっきの子とどんな関係なのかしらぁ?」
まずい、ノアに聞いたら言ってしまう!
早く行かねば
「えっ?それはご主……」
やっぱりな…私は迷わず言った
『えっと…親戚ですよ!』
私がそう言うと女の子達はキャーキャー言った
「でもぉ?あいつの親戚にしては違くない?」
「だって、あいつ附子だしね?」
その瞬間嫌な予感がした
「おい…お前……今なんて言った?」
やっぱり…
『おい、ノアやめろ!』
私はノアを必死に止めた
「何で止めんだよ!!お前は悔しくないのかよ!」
そりゃあ、悔しいさ…
『悔しいけど、今この場で喧嘩したら大変な事になる』
「でも!」
このままではやばいな…そうだ 美香の所に行かせよう…こいつは謝ってないからな…
『お前はミアとトトと一緒に美香の所に行ってやれ』
私はノアに小声で言った
ノアは頷き行った
さて、話しを続けるか
「何?附子に附子って言って何か文句でもあんの?」
こいつらも相当キレてるようだな
『別に人の好き嫌いは貴方達の自由ですが、それをこの親戚の私達の前で附子って……余程の人達ですね?これは貴方達のご両親に言わなければなりませんね』
「ハァ!?ばっかじゃねーの??例え親が来ても証拠なんて何にもねーんだよ!」
女達の高笑いが聞こえる
「証拠ならありますよ」
「どこに?あるのよ(笑)」
俺はヒノを呼んだ
『証拠はこれだ』
すると女達の高笑いが消えた
何故ならヒノが動画で撮ってたから
『それなら顔も映ってるし証拠にもなるだろうし、言わせてる雰囲気も無いからな?言い逃れは出来ない』
「くっ……」
女達の焦りが見えている
『もし、これ以上これをバラされたく無かったら、 美香の事悪く言わないことだな 』
「ちっ、覚えてなさいよ!」
そう言って女達は学校に入った
するとたちまち周りの人達が
拍手や歓声を送って来た
「お前ら良くやったな!」
「そうよ!あいつら相手にさ!」
『いえいえ私達はただ 守りたかっただけですから 』
「しかし、 美香にこんな親戚が居たとはな 」
そういえばノア達は上手くやったのかな……