第2章 学校へ潜入!
「ミア視点」
全く…… 美香を怒らせるなんてサイテーね!
まあ、ここに居る時点でうちも悪いんだけどさ……
そう言えば、あいつ 美香の居場所は分かってるのかしら?
『ねえ?ノア?美香がいる場所って分かるの?』
「あ……分かんねぇ……」
やっぱりね
うちらが考えているとトトが言った
「じ、じゃあ・・また、他の人に聞いてみたらどうかな?」
「そうだな!」
うちらは頷いた
でも、こいつらに任せたらろくな事にならないわね……
『じゃあ、今回はうちが行くわ』
「えっ?ミアちゃんがやるの?」
トトは驚いた
何よ、うちがやったらいけないのかしら
『ええそうよ、ノアみたいな奴には任せておけないからね』
「何だと!?さっき俺も商店街で聞いたんだぜ!?」
嘘でしょ……一体どんな聞き方したのかしら……
でも、内心うちもやってみたいんだよね……
『だったら、良いじゃない?うち、1度も無いからやってみたくて』
「まあ、それなら良いけどな」
何こいつ上から目線ね
『ええ』
「んじゃあ、聞いてこい」
本当にむかつくわ……
まあ、そんな奴ほっといて誰に聞こうかな……
悩んでいると男性2人組から声を掛けられた
「あの……何か探してるんですか?」
「良ければ俺らが探しますよ?」
顔が赤面してる気がするけど熱あるのかしらね?
『えっと…美香さんを探してるのですが……』
「 美香?何年の? 」
『えっ…』
「いっぱい居すぎて分からないな……何か特徴ある?」
特徴か…何かあったかな…
あ、確か 髪の毛は下ろしてて
それに、ピンクのピンどめしてた
『髪は下ろしててピンクのピンどめしてる人です』
「そうか、それじゃあ探すか」
「おう」
『あの……ありがとうございます』
「いやいや、こちらこそお役に立てて光栄ですよ」
探していると音楽室にうずくまってる
美香を見つけた
私はドアを開けた
「だ、誰?」
声は泣きはらしたような声だった
『ミアよ…』
「ミア……」
『うちがちゃんと見てなかったから……』
その瞬間 美香が抱きついて来た
「……皆に酷いこと言っちゃった……」
『皆、気にしてないわよ!だから元気出しなさいよ!』
「うん……」