第9章 本当の事とその後
『ど、どうしよう・・・』
「もう・・・言うしか無いだろう!?」
「そ、そうよね・・・」
「でも、良いのか?」
「それしか、無いだろう!」
「何をコソコソ話してるの?」
凛子ちゃん達が待ってる・・・言わないと
『えっと、さっきダミーが言った事は本当だよ・・・ 』
「それじゃあ、人形だったってことね」
『うん・・・この事、誰にも言わないで! 』
私が言うと
4人とも分かったと言ってくれた
「それにしても人形なんてなんか凄いよな!」
「だよなー」
「夢みたいね!」
「そうね?あと、トトちょっと良い?」
「え、うん!」
凛子ちゃんとトトは少し先の所に行って話していた
しばらく立たないうちにすぐ帰ってきたけど
トトの顔は真っ赤だった
これは、もしかして・・・
私は凛子ちゃんに聞いてみた
『凛子ちゃん、トトに何か言った?』
そう言うと凛子ちゃんは
「別に普通の話をしてたよ?」
そう言うと桜ちゃんが
「凛子ちゃん、嘘つくの下手ですね!だって耳が真っ赤です!」
凛子ちゃんは「えっ!?」って言って焦ってた
こんなに、焦った凛子ちゃんを見るのは初めてだ
「へー告られたのか?」
キサがニヤニヤして言った
「う、うるさい!」
トトは真っ赤にしてヒノの後ろに隠れた
良かったね・・・トト!
それから、私達は自分達の家に帰った