第8章 お礼と闇
「うわっ!?あぶねぇ!」
皆、間一髪避けたようだ
「これに当たったら溶けるから皆、注意しろよ!?」
「「りょーかい!!!」」
私には、何が出来る?
そうだ、私に敵を引きつよう
『ダミー!私に恨みがあるなら私に当てなさい!』
すると、皆が驚いていた
「何言ってるんだ!美香!」
「そ、そうだよ!美香が居なくなっちゃったら・・・僕達・・・」
私だって、覚悟をしてる・・・皆は悪くない!
「ほぉ?なら、かかって来い小娘!」
特に作戦も無く私はダミーの元へ走る
「ダメだ!美香!」
絶対に大事なものには手を出させない!
そう言うと、キサが言った
「美香!これを受け取ってください!」
そう言われ、受け取ったのはあのペンダントだった
これは、おばあちゃんの形見・・・
握ると急に眩しい光を発した
『え!?』
異変に気づいたのか、桜ちゃんや凛子ちゃんやミアを助けた男子高校生も来ていた
「ぐ、ぐぁぁ・・・おのれ・・・千代・・・」
『え、おばあちゃん? 』
❮私の孫に手を出す悪い人形は浄化してしまい!❯
そう言うと、眩しい光が増した
「ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”千代・・・」
それを残して、消えて行った
「やった・・・のか?」
キサが言うと
皆がやった!!!と言った
何とか・・・助かったの・・・?皆を守れたのよね・・・?
「美香!ありがとう!」
いや、お礼を言うのは・・・私の方だ・・・
『こちらこそ・・・ありがとう! 』
「何で、美香がお礼を言うんだ?」
『皆のお陰で、バイトも部活も友代も生活も楽しくなったから! 』
「美香・・・」
『だから、これからも宜しくね!! 』
「おう!!」
「当たり前よ!」
「何が起こってるのか・・・分からないけど・・・ノア達って人形なの?」
あ、そうだ・・・凛子ちゃん達が居たんだった・・・
皆、やばいって顔をしてる
そろそろ潮時って事かな・・・
私は皆に相談してみた!