第9章 本当の事とその後
トト視点
ああ・・・人形だってバレちゃう・・・この後頑張って告白しようと思ったんだけどな・・・
でも、その時はしょうがないよね・・・
そんなことを考えてると呼ばれる声が聞こえた
「そうね?あと、トトちょっと良い?」
『え、うん!』
僕は林さんの後をついて行った
『え、えっと何かな?』
すると、林さんはこんな事を聞いて来た
「質問なんだけど、貴方は私の事どう思う?怖い?」
『え!?どうしたの?いきなり・・・ 』
「良いから・・・!」
『・・・怖くないよ・・・いつも、周りに優しくて・・・陸上も頑張ってて凄いなって思うよ! 』
「そう・・・あのさ、もし・・・私が貴方の事好きって言ったらどうする?」
え、そんな・・・もしかして両思い?
『えっと・・・』
「私はトトの事好きだよ」
急に名前を呼ばれ、顔が真っ赤になった
「で・・・返事は?」
あ、そっか・・・言わないと・・・
『ぼ、僕も凛子ちゃんの事好きだよ!初めて会ったあの日からずっと!』
う、言っちゃったよ・・・
もう、顔見えないよ・・・
「そう、それなら良かったわ?それじゃあ、皆の元に帰りましょう?」
『あ、うん!』
こうして、僕はずっと好きだった人に告白されたのだった