第8章 お礼と闇
その、青い光は学校からだった
『何で、学校から・・?』
そう言うと、笑い声が聞こえた
「そ、その声は・・・校長!」
「ああ、よく分かったな!」
『何故、校長先生がここに? 』
「何ってただ一つしか無いじゃないか!人形を壊すことさ」
「なっ!?」
「入学する前から知ってたよ?お前らが人形だって事をなー」
『だから、あの時すんなり入学出来たじゃろ?免除してやったからなぁ?』
「まさか、お前は・・・闇ダミの1人じゃないか?」
「ふふふ、流石ノア君頭が良いなぁ?いやー大変だったよ〜おじさんに化けてずっと校長してたんだから」
『じゃあ、本当の校長は・・ 』
「既にあの世だろう」
『そんな・・ 』
「闇ダミ・・道理で、うちらの苦手な・・・ブルーのエキスが使われてるわけね?」
闇ダミって何?ブルーエキスって何・・
すると、それを察したかのようにようにキサが言った
「闇ダミとは、闇のダミー人形って事で、悪さとかをしてる人形です・・・ブルーエキスと言うのは、水に特別な人形に聞く毒粉を混ぜたものです
『あ、ありがとう・・・でも、このままじゃ皆溶けちゃう・・・』
「ほぉ・・・お前が鵠沼千代の孫か」
鵠沼千代・・・私のおばあちゃんの名前だ
何で、こいつらが知ってるの?
「その顔だと・・・図星のようだな」
『何でおばあちゃんを知ってるのですか?』
「我はその鵠沼千代に捨てられた人形だ」
『そ、そんな!?おばあちゃんはそんな事1度も・・・ 』
「お前と同じぐらいの歳に捨てたんだ」
『え!? 』
「人形の気持ちも分からないで捨てやがった・・・」
『そんな・・・おばあちゃんは誰よりも人形を愛していて・・・感情も・・・心を込めて作ってた!』
「嘘だ!そんなの1度も無かった!」
こんな時におばあちゃんが居たらな・・・今はもう、星になってしまったから・・・
「お前も鵠沼千代の孫だ、そいつらをすぐに捨てるだろう」
「美香はそんな事しない!」
「美香はずっと心を込めて僕達を作ってくれた」
「それに、飽きたら一人か二人でやめるだろ?」
「ぐ、ぐわぁぁ・・・お前らは騙されてる!この女に!」
「それに、人間になって助けてあげたいと思ったのは俺達っすからね?」
するとダミーは狂ったのかブルーエキスを打ちまくった