第7章 才能とアート
昨日のご飯は美味しかったな・・・
作ってもらうのは幼い頃以来だったから・・・
「美香?聞いてた?」
ボケーッとしてるとトトが顔を覗かせた
『え!ごめんね、聞いてなかった 』
「無理しないでね・・・?えっとね、部活の伝言なんだけど、明日アートコンクールがあるから作品を考えといてって言ってたよ!」
『え!?ああ・・・もうそんな時期か・・・ 』
「それで、テーマは自分の楽しい事だって!」
『楽しい事・・・トトは決まったの?』
「うーん・・・僕はまだ決まってない・・・でも、ミアなら決まってるかも!」
『そっか!!』
「じゃあ、伝言は伝えたから僕は教室に戻るね!」
『 うん!ありがとう』
自分の楽しい事・・・か・・・・・
皆を描こうかな・・・
「あら、美香何だか嬉しそうね!何かいい事でもあったの?」
『ミア!ミアは部活の絵何にする? 』
「そうね・・・私は空を描こうと思ってるわ!」
『空って綺麗だものね!』
「ええ!そう言う美香はどうするの?」
『私は皆を描こうかなって思ってる 』
「いいわね!」
『そうかな・・・』
「うん!じゃあ私も教室に戻るわ!」
『うん!また放課後ね! 』
どの絵にしようかな・・・笑ってる絵?それとも・・・
「美香何を描いてるんだ?」
『あ、ノア!明日のアートコンクールの絵の下書きよ 』
「そうなのか!凄いな!」
『全然凄くないよー!』
「そうなのかー」
『それより、ナツとノアは 今日バイト入れてるんでしょ?』
「ああ、そうだな、」
『頑張ってね! 』
「おう!頑張る」
それと同時にチャイムが鳴った
『早く放課後にならないかな』
そう言って授業が始まった