第6章 土翁と空夜のマリア
「緊張しとる?」
後ろをついてきているアレンに向かって聞いてみた。初めての任務の時、あたしはすごく緊張した事を覚えている・・まあイノセンスを使いこなせてなかったっていうのもあるけど。
「ちょこっとですけどね。
夢は任務はもう慣れてますよね?」
「せやなー。
何回も行ってると慣れるけど、戦闘の時は常に緊張しちゃうかも!ほら、あたし装備型やから一発も攻撃受けられんしさー」
「そーいえばお互いイノセンスの情報知りませんね。」
「ほんまやな!楽しみにしとくわ!」
あたしはあなたの事だいぶ知ってますけどー
アレンにはあたしが違う世界から来たって事を言ってない。寧ろ知っているのはコムイさんと神田・・あ、あとラビか。ラビが知ってるって事はブックマンも知ってるな。
まあコムイさんが他に喋ってたとしたらその人も知っているんだろうけど、、
それはコムイさんの判断に委ねるつもり。
あまり混乱を与えたくないし、この世界の未来を変えるつもりもない。ただ、役に立ちたいだけ。
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