• テキストサイズ

聖職者ノ宴【D.Gray-man】

第3章 大切な人




「・・・・ッ」


意識が頭の中へと戻ってくる感覚。
重い瞼をゆっくりと開けようとすると、電球の光が入ってくる。




「やっと目覚めたのかよ?」




この声は・・




「かん・・だ?」


上半身を起こそうと、肘をベットにつき起き上がる。
どうやらここは病院のようだ。


両手首には包帯が巻かれているのが目に入る。




「・・・・」


ベットの近くにある椅子に座り、腕を組み黙ったままこちらを見ている神田。




「あ・・、ノエルは?
めっちゃ怪我しててん」




怪我・・なんで?
あたしを庇ったから・・


血が口から・・黒い星の・・


黒い星・・?AKUMAに撃たれた時の




「・・・・」


黙ったままこちらを見ている神田。
その姿が全てを物語っているような気がする。




「やめてよ・・ノエルは「ノエルは・・死んだ・・」

















/ 530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp