第3章 大切な人
「キリキリ舞!!」
杖の柄を右手で振り締め、風を頭の中でイメージする。
杖の先端部分の水晶のような物の中に風が吹き荒れる。
ちゃんとイメージして水晶に移し出さないと、攻撃できないんだ。
だから集中してイメージをしっかり持たなくちゃいけない。と修行致しました。
敵に向かって杖を振り降ろすと風の刃がAKUMAを貫き破壊する。
「ふぅ~っ
らっくしょ~らっくし「夢!!」
ドンッッ
ノエルに名前を呼ばれた後、頭を鈍器で殴られたかのような激痛が襲う。
一瞬にして視界は暗闇につつまれた。
ただ見えたのは倒れる間際に見えた笑っている顔・・
嘘・・やろ・・
なんであいつがここに・・
なんでなんでなんで
あかん
意識が・・・・・
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