第26章 無力
「ぐ・・っっ!!」
level4の打撃とあたしの攻撃はすごい衝撃と風を巻き起こしながら直撃した。笑いながらあたしの攻撃と対峙している。
今のあたしにできる最大の打撃攻撃はコイツにとって笑いながら対処できるほどのものなのか・・!?
パキキ・・ッッ
な・・っ!!
イノセンスが・・っ!!
ドォオンッッ
「夢!」
「チッ」
「何をしている日下部!
早く立て!アイツを倒すんだ!!」
「何いってんさ!夢のイノセンスは壊れたんだ!」
「ゲホッ・・ゲホ・・ッぐ・・」
イノセンスが負けた。
攻撃の衝撃により壁へと背中から打ちつける。途切れかける意識の中でみんなの声が微かに聞こえる。
握っているイノセンスの柄。水晶玉は完全に割れ、ただの木の棒になっている。
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