第24章 本部襲撃
「やめて・・っ!!」
急いでその場所へ向かおうと駈け出すと、今度はラビの姿をしたルル=ベルが立ちはだかる。
クロス部隊と何処かであったのか。
「こっちに来るんだ。」
「ふざけんといて!ラビはそんな喋り方せん!」
ラビの姿をしたルル=ベルの手には鞭が握られている。あたしは杖の柄をぎゅっと握り水晶玉に風を起こす。
範囲は狭く・・威力は最強!!
「可哀想な子。」
「・・・・は?」
「主人ならあなたの生まれた意味を見出してくれる。あなたはいずれこちらに来る事になる。」
「わけわからん事言わんといて!!鎌鼬!!」
杖を振り鎌鼬を起こすと、ラビの姿から本来のルル=ベルの姿に戻っていた。そう認識した瞬間にあたしの前から姿を消した。
どこ行った!?
「ゔあぁあぁあああ」
この声は・・!?
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