第24章 本部襲撃
────日下部夢
「はぁッはぁ・・ッッ!!」
だいぶAKUMAを殲滅したにも関わらず、科学班の人達は順番に並べられている。
削られていく体力。止むことのない悲鳴。
冷静さを失いそうになりながらもAKUMAを殲滅していく。
「あ・・アレン!!」
再び床に杖をつけAKUMAへと攻撃しようとした瞬間に、目の前に立っているのは見慣れた姿。イノセンスを発動させた状態でこちらを見ている。
そうか。アレンはAKUMAを感知できる左眼を持っているんだ。
助かった・・!!
周りからもアレン・ウォーカーだという声が聞こえる。悲鳴は歓喜と声援に変わっていく。エクソシストが2人になるとだいぶ形勢も変わるだろう。
「なんかわからんけど科学班の人らを生きたまま並べて言ってるねん!あたしはこっちい・・ッッ」
バジンッバシンッバシンッ
え・・ッッ
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