第23章 取り戻した日常
マリとミランダの事を考えると少しニヤついてしまう。
あかんあかん・・抑えなければ!
そんな事を考えながら目的地である研究所を目指して歩いていく。
「やはりまだ私の事を・・」
曲がり角の先を覗いてみるとそこにはリナリーとルベリエ長官が立っていた。
ルベリエ長官・・は、始めてみた・・
「・・・・っ」
リナリー・・
黙ったままのリナリーは少し震えているようにも見える。
確かリナリーはルベリエのこと・・
「聞いているのかリナリー?」
「い・・いやっ!」
両肩に手を乗が乗った瞬間にリナリーの表情が変わり、ガタガタと身体が震え嫌がっているのが一目でわかった。
「あの・・!」
そんなリナリーを見てられなくて咄嗟に、ルベリエ長官へと話しかけた。
「・・・・なんだね?君は?」
「日下部夢です。」
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