第23章 取り戻した日常
────日下部夢
食堂にてアレン、ラビ、リナリー、ミランダとご飯を食べている時にテーブルの端っこに立ち、私達に挨拶してくる人がいました。
この人・・!!
「本日からキミを監視することになりました。
ハワード・リンク監査官であります。」
両手に大きなパイを持ち、アレンの方に向かって自己紹介をしている。
お、おいしそうなパイやな・・いやいや!リンクが出てきたって事は・・
「これはお近付きの印に私が焼いたパンプキンパイです。
よかったらどうぞ。」
「よろこんでいただきます。」
差し出されたパイに何の遠慮もなしにフォークをつき差すアレン。
「恐縮です。」
「待ってアレン。」
「まてアレン、食う前につっこめ!」
ラビもきっとあたしと同じ事を思ったのだろう。
この人・・今゙監視゙って言った。
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