第22章 真実の愛
「なに泣いてんだよ・・」
泣き顔を見られないようにと向こう側を向いていたにも関わらず見破られた。
「だって・・ッ」
歯をぎゅっと食いしばりこれ以上、涙が溢れてこないようにと目を細める。
「俺には話せねェか?」
「ちゃ・・ちゃう・・!
言ったら・・あたしの事嫌いになるから・・ッ」
自分の事を信用してないから話せないのか?そんな言い方に聞こえた。
否定しようと思った瞬間にこの言葉が口から出てしまっていた。
「ありえねェ、言ってみろ。」
触れている手がぎゅっと強く握られる。
もうここまで言ったら言わな・・
嫌われるかもしれんけど隠し事は嫌や・・!
「あ、あたし・・その・・
アイツらにき・・キスされたり・・胸とか触られたり・・そのあと・・ッ」
「・・・・」
「て・・抵抗したんやけど・・全然かなわんくて・・だからあたしは・・ッ神田に触られる資格ないねん。」
「・・・・」
「ごめ・・ッあたし「それ以上喋んな」
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