第3章 大切な人
────アルミン・ラー
黒の教団 食堂
「あぁやって騒いでっけど
任務行ったらエクソシストになるよな。」
「誰の事っすか?」
俺の名前はアルミン・ラー。
最近探索部隊として入団する事になった。
現在休憩中の為、先輩と共に昼飯を食っている。
俺の前に座っている先輩が唐突に厨房前をボーっと見ながら誰かの事を話している。
「あの子だよ。」
箸で厨房前をさす。
その先に目をやると、男と女が居る。
あの服装はエクソシスト。
あの髪が長く刀を差しているのは神田ユウだ。
あの男は大嫌いだ。
おそらく今、話題になっているのは女の方だろう。
前に見た事あるかもしれないが絡みはないな・・
「お前も夢ちゃんと任務行った事あんの?」
俺の横に座っている先輩が話を切り出した方の先輩へと答える。
2人は同僚。仲良くしてもらってるし教団の噂等も教えてくれる。
今回もそんなミニ情報だろう。
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