第19章 終わらない地獄
「あーあ、そろそろ時間だな。」
「どうするコイツッッ」
「ハァ・・はぁ・・ッッ」
目が虚ろになる。頭がぼーっとする中で二人の会話がうっすら聞こえる。
あかん・・もう・・限界・・
「とりあえず拘束しとくやつもないし、気絶させよーぜ。」
「あれ?寝ちゃったッッ?」
「あァ?イッたら寝やすくなるって言うからな。」
上から重みがなくなる感覚と、遠のいていく足音と声が聞こえる。
寝たと思ってくれたのだろうか・・?
あかん、意識失うな・・耐えろ耐えろ!!
右の太ももをぐっと押すと激痛が走り、脳に刺激が送られたかのように意識が戻される。
「はぁ・・はぁ・・ッ」
ソファーから身体をゆっくりと起こし、下半身に広がる違和感を我慢しながら立ち上がる。
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