第18章 心の傷
「あーあ、一本外しちゃったー。」
「ぐ・・ッッ痛”ッッ」
溢れでる血と、ジンジンする痛み。
その光景を見るだけで意識が飛んでしまいそうな程気持ち悪い。
「えー、早いよー
もっと遊びたかったのに・・」
「痛”・・ッッ」
ティキは何しに行ったのか?どのタイミングで逃げ出せばいいのか?みんなは無事なのか?そんな事何も考えれない程に痛みが全身に広がっていく。
痛い・・ッ痛い痛い・・
だめだ・・意識が・・
出血多量で死んだりせんのやろか・・
意識が朦朧としてくる。
「あれー?寝ちゃうのー?
それとも・・死んじゃうの?」
「はぁ・・はぁ・・ッ」
あかん・・
視界が途切れ途切れになっていく・・
意識を手放すまえに見えたのは、骨角が上にあがり笑みを浮かべるロードの表情だった。
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