第17章 江戸消滅
「グ・・ッッ」
傷口からあふれ出す血を抑え、六幻を構え敵共を見据える。
意識を失い天パの腕の中でぐったりしているアイツの姿と、屋根から飛び立っている伯爵の姿。
「ほら早くして下さいVv」
「はいよー。
残念だったな。もらうよこのコ。」
「てめェら待ちやがれ!!
二幻 八花とうろ・・ッ」
屋根から上空へと飛び立つ敵に対し、攻撃を放とうとした瞬間にアイツを再び盾にしてきた。
先ほどの攻撃の時も、俺が六幻を止めていなかったらアイツに当たっていただろう。見せかけじゃない・・
「またお会いしましょうVv」
「待ちやがれゴラァッ!!」
上空へと消えていく伯爵とノア2人。
くっそ!!!!
すでにどこに行ったのかわからない状況・・どうする・・!?
「ユウー!
アレンが生きてたさー!!夢は大丈夫だった・・さ?」
「・・・・」
小槌の伸びる技を使い、この城の屋根まで来たバカ兎。来るのがおせェだろ。
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