第10章 再会と別れ
「それじゃあ今回の任務について話すよ。」
「ああ。」
「はい!」
あたしと神田はコムイ室長に呼ばれて、現在指令室の室長机の前に立っています。
「先日・・元帥の一人が殺されたんだ」
え・・!?
「殺されたのはケビン・イェーガー元帥。
5人の元帥の中で最も高齢ながら、常に第一線で戦っておられた人だった。」
「イェーガー元帥が!?」
あたしはあんまり話す機会がなかったけど、イェーガー元帥といったら教団でもみんな知っている名前だろう。
「ベルギーで発見された彼は教会の十字架に裏向きに吊るされ、背中に"神狩り"と彫られていた。」
「イノセンスの事か?」
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