第1章 出会い
「アホか・・」
そんなあたしを馬鹿にしたように呆れながらボソッという少年。
こんな小さい奴にそんな生意気な口の利き方されたらお姉さんムカつきます!!!!
「アホやと・・!!
アホいう奴がアホなんやアホーッ」
「・・・・ハッ
てめェーのんが言ってる回数多いだろ」
「・・・・!!」
「・・フン」
「・・・・」
む・・むむむむかつく!!
なんやねんこいつ!!
ガキのくせに!!
「あんた失礼や「夢ちゃん!!」
沸々と少年に対してムカついてきた感情をぶつけようとした時、子供と別れたのかこちらへと走ってくるノエルさんの姿が見える。
「ノエルさん!!」
「怪我はない!?」
「大丈夫です!」
「よかった・・
ごめんね、子供が襲われてるのが見えたから急に離れちゃって」
「い、いえ!
子供の前に咄嗟に行ける事がすごいです
あたしなんか・・足がすくんで動けなくて」
あんな物体が目の前に来ただけで、あたしは動けない。
逃げる事さえできなかった。
「それでいいの。
あなたも子供なんだから。」
この人達は本当に強いなー・・
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