第8章 素直な探索部隊
それから森を歩いて回ったがそれらしい気配は見当たらなかった。きっとさっきのAKUMA達で全てだったんだろう。
森を後にし帰還する為に汽車に乗り込む。
「お疲れ~」
「お疲れさまっす。右手・・大丈夫っすか?」
「問題ない問題ない!これくらい!
いや~咄嗟に結界装置使ってくれてほんっまに助かった。ありがとう!」
「あれぐらいしかできないっすけどね。」
この人は・・一人の探索部隊の為に自分の身を危険にさらしても守ろうとしてくれるエクソシスト・・か。
偉そうにしているエクソシストでもなく、探索部隊だと見放すわけでもない。
みんなに好かれている理由・・なんとなく俺にもわかった気がする・・っす先輩。
日下部夢ね~
なかなか面白いエクソシスト・・だな。
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