第8章 素直な探索部隊
「大丈夫っすか!?」
「うぅ・・ッ」
俺は逃げ遅れたコケているおじさんの元に駆け寄り身体を起こそうと手を添えた。
「ばいばいっ」
え・・・・
おじさんの顔が銃口に変わっていき、俺の目の前に向けられる。
AKUMA!!コイツlevel2か!
死ぬ!!!!
ドンッッ
咄嗟に目を閉じたと同時に体中に痛みが走った。誰かに押し倒され地面と自分の身体が擦れる。
「・・!!」
ふと目を開けると女が俺に覆い被っている。AKUMAは再びこちらへと向きを整えるところだった。
「痛"ッッ」
倒れ込んだ女が立ち上がろうと手をついた瞬間に、態勢を崩し地面へ倒れ込んだ。
「くそっ!!」
俺は急いで女の前へと移動し結界装置を背中から降ろし発動の準備にとりかかる。
「今度は仕留めるぞぉ!」
再び銃口が向けられたと思えば、弾が発射された。
ドドドドッ
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