第8章 素直な探索部隊
「今回の任務は、森に入った町民が帰って来ないとの情報が入ったんでAKUMAの可能性があるみたいっす。
この町の5つ先にある駅で降りて、森へと向かおうと思います。」
汽車に乗り込み、4人席に座る。
エクソシストを上座に座らせ斜め向かいに座る。BOX席のような高貴な車両の時は立っておくのがルールだが普通の車両の時は座っても良い。と教えられた。
わけのわかんねぇルールだ。
「了解です!イノセンスの可能性は?」
「今のところないっす。」
「AKUMA殲滅任務ね・・おっけ~!!」
「ところで荷物は?」
窓の外に目線をやっている女。右手には包帯が巻かれている。怪我か・・?
「あ・・さっきまで一緒やったトマが持って帰ってくれるって言ってくれたから預けた!・・っす。」
「・・・・」
馬鹿にしてんのかこの女ぁああ!!
俺の口癖わざと真似したな・・
「ご、ごめんごめん!!
そんな怒らんとさ~・・探索部隊の人って結構堅苦しい人多いから、そういう喋り方の人で嬉しくてさー!」
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