第8章 素直な探索部隊

「やっぱり傷が深いね・・こりゃ完治するまで数か月かかるな。」




「そうですか・・」


昨夜、隣町の病院に到着し神田とアレンの治療をしてもらった。一夜明け、神田の病室へと来ている。


いつも治りが早いのに、あれからずっと目を覚まさない。きっと損傷が激しいのだろう。




「コムイ室長からお電話です。」




「はあい！」


病室の外で待機しているトマからの一報を受け、ドアを開け外に出る。受話器を受け取ると室長から連絡があった。




[おっはよ～！
昨日のAKUMA退治報告から何か変わりはあったかな？]




「おはようございます！
神田は寝たままなんですけど、アレンが朝早くに人形が歌っている場所へと行きました。」


そう。あの人形が動かなくなるまで歌わせてあげたい・・そう言って聞かなかったからな・・


アレンにはマルコが着いていったから何かあれば連絡が来るだろう。


















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