第7章 子守唄を聞かせて
────マルコ・ポーロ
女性のエクソシストに助けてもらってから、僕はずっと近くの窪みに身を潜めていた。
静かに漂う街並み・・
こんなところに一人で居るのも怖い。
やっぱりあの人の技で隔離してもらっといたらよかったなー・・
「はぁーーー・・」
いや、技を継続させるには精神力も使うし体力消費にも繋がるっていうのを先輩から聞いたことがある。
僕の為に使うのならば一刻も早くイノセンスを盗りAKUMAを破壊してほしい。
早く・・帰りたい。
僕は恐る恐る歩き出した。
エクソシストが戦うところ・・あの日下部夢というエクソシストが戦うところを見てみたい。
やがて地下に続く道につき進んでいった。
迷路のようでもうここから抜け出せないのかもしれないと思った。
そんな時、唄が・・とても綺麗な唄が聞こえてきたんだ。
→