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黒子のバスケ 短編集☆彡

第3章 文化祭 【赤司】


おまけ

次の日…

「いやぁ〜!ゆりちゃん最高だったな〜!

ドレスも似合ってたし!ね!黛さん?」

部活の休憩中に足を伸ばしてドリンクを飲みながら葉山が言う。

「…まぁ、ビビってた割にはいい仕上がりだったんじゃねぇの」

興味なさそうに胡座をかいて座る黛。

「んもぅ!本人がいないからって、

そんな呑気にゆりちゃんの話しないの!」

次の日、ゆりは緊張の糸が切れたのか、珍しく

高熱が出てしまったとのことで休みだった。

「でも、よっぽど緊張したんでしょうね…大丈夫かしら」

心配そうに呟く実渕。

「心配はないよ。熱は既に引いている」

タオルを取りに行っていた赤司が口を開いた。

「念のためにと僕が休ませただけだ。さて、

練習を再開しようか。」

そういえば、と赤司が振り返る。

「一応言っておくが、いくらライブの出来がよかった

からと言って、ゆりに気安く触ったり馴れ馴れしく

接したりすれば…僕が許さないから、覚悟しておくことだ」

思い出したかのように涼しい顔で告げる赤司に、

聞いていた部員全員が戦慄したのだった-…

もちろん、各部活動による出し物の最優秀賞は、

男子バスケ部が圧倒的な投票数で幕を閉じた。


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