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Volleyball!!

第1章 回陽の女バレ


< 経 験 者 の み >
半紙に縦書きされた威圧感までも感じるそのひっ筆に、数秒固まってしまった。
「・・・これは誰が書いたんですか?」
部員がふざけたのだろうか。
「ああ、それは監督作。」と高木先輩。
「「・・・そうなんですか。」」
小さく<女子バレー部>の横に書くとかならともかく、わざわざもう一枚の看板に半紙を貼って書くとか。それに筆で。ちょっと引く・・・
「そ~そ~、監督はね、『わしの意志を伝えるんだあ!』とか言って、十三枚も書き直したんだよ~。」
「十四枚目を手に涙目だったからなあ。」
「「・・・」」
絶句しかないよ…
「まあ、なんだかんだでも、すごい監督だからね」
「そうだよ~。」
二人の先輩の言葉、信じることにしよう。
「はい。書き終わりました。」
あ、いつのまにかはるが記入終わらした。
「放課後にこいよ!」「またね~!」
「「はい!」」と答え、私とはるは校舎に向かって歩き始めた。
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