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Volleyball!!

第3章 地獄の練習


私とはるは走って廊下に出た。
「「監督!」」
「おう、羽瀬と久保田か。」
普通に返事すんのか!
「監督、宣伝とかしてどうするつもりなんですか!」
はる、ごもっとも。
すると監督は答えた。「もちろん、女バレの強い意志を伝えるためじゃ!」
「監督、話の筋が通ってない気がするけど!?」わたしは監督にツッこむ。てか、ツッこむ意味がない気がする、この人は。教室の中の男子ら、爆笑。
「まあ、とにかくじゃ!君たちは早く朝練行って来い。わしは宣伝を続ける!」
「「続けるんですか!てか、朝練来ないんですか!」」
私とはるの見事にハモったツッコミもむなしく、監督は声を張りあげながら、階段を駆け上がっていった。おじいちゃんのくせに体力あるな。
「ゆい!朝練行くよ!」
「うわ、そうだ!」監督のせいで時間が危うい!
教室に戻って。バレーのものを持って、はると教室を飛び出す。男子らが「がんばれよー」とエール。答えるひまはない。
はると廊下を全力で駆けてゆく。
ドドドドドドドドドドド・・・
その後、私たちは、全力で走ったことに後悔することになった。
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