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【櫻井翔/R18】せっくすれす。

第3章 お忍びデート




「ん」

ずいっと差し出されたのは、メッセージのやり取り。

相手は翔くんで、大野さんへの頼み事から始まっていた。

「い、いいんですか、見て…」

ひとの携帯電話を見ることもそうだけど、

ましてや大人気アイドル。

私なんかが見ていいものなのか。


「……」

翔くんにしては、打ち間違いが目立つ。

きっちりとした翔くんだから、誤字脱字を見直してから改行まで確認して送るはずなのに、

この文章は乱雑で、所々間違えている。

漢字変換ができていなかったりと、普段の翔くんなら有り得ない。


「慌ててたんだよ、きっと」




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