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【櫻井翔/R18】せっくすれす。
第3章 お忍びデート
「…⁉︎」
声にならない声。
驚きかうめきか。
私の視界を一瞬で奪い去る。
「お、おおのさん…?」
今できる限りの気遣いで、周りに聞こえないよう声をすぼめる。
「あー、そんなとこです」
相変わらずのほほんとしたその人は、身分を明かしてもなお、私に語りかける。
「今日は残念だったね」
「」
この人は何を言っているの?
テレビや雑誌で、マイペースとして知られているけど、
これほどまでに、のんびりと会話を進める気なの?
「翔くんの彼女でしょ」
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