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【櫻井翔/R18】せっくすれす。

第2章 抱けない理由




「こんな感じでいいかな?」

七海は最終的に両手を使って背中を洗ってくれた。

「うん、ありがとう」

俺はもう出て行くものだと思って返事をした。

「次は何したらいい?」
「え、つぎ?」


予想外の言葉に間抜けな声が出る。


「私、もっと頑張れるよ‼︎」

気合いは十分。

その気力を勉学に向けて欲しいのだけど。

「うーん、もう大丈夫かな」


好意は嬉しいし有難いけど、俺自身がはちきれてしまいそうだ。




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