第2章 抱けない理由
俺が七海を抱けない理由…。
それは自分のテクに自信が無いのもあるけど、
俺自身があまりにも興奮し過ぎて早漏になってしまうからだ。
七海の初体験は、俺の持久力の無さによりあっけなく終わってしまった。
七海は笑って喜んでくれたけど、俺も男としてより多くの時間を繋がっていたかった。
だったら、動くなって話かもしれないけど、
未開拓の七海の中はとても締め付けが良くて、どうしてもウズウズしてしまうのだ。
「はぁ……」
こんなこと誰にも相談できないし、万が一にもマスコミにバレたら七海に危険が及びかねない。
俺は悶々とした気持ちで風呂を出るしかなかった。