第1章 ようこそ、ECOの世界へ
あれから数分後。
なかなかクローラーが見つからず、結局クローラーより先にみっちゃん達に見つかってしまった。
「恵ちゃん、何してるの?」
「クローラーが見つからないんだよ……」
「やっぱり、最初から皆で探したほうがよかったよね」
「そうですね」
みっちゃん達と探したら、何故かすぐ2匹見つかった。
皆が見てる目の前で倒す。
後ろで座りながら見てるから、凄く戦いにくい。
でも、状況は敵も同じだ。
いつもより、気合入ってるクローラーは、ちょっとだけ動きが早かった。
「よし、チキンも揃ったし、全員クローラー倒したぜ。次は、何処行く?」
「ついてきてー」
僕は、まっすぐアップタウンの方向に向かう。
アップタウンの可動橋までくれば、色々なマリオネットがお店を開いてる。
「これは、マリオネット。魔法生物っていって、お願いすると自動でお手伝いしてくれるんだよ」
「へぇー、便利だね!」
「ゴーレムかすると自動で動くんだけど、ゴーレム化する前はマリオネットに姿を変えて、マリオネットの力を借りることもできるんだ」
「お願いって、具体的にどういうことをするんだ?」
「露天を開いて、物を売ったり買い取ったりしてくれるよ」
「そうなんだ! 一つ欲しいな」
「売るものできたらね」