第9章 新しい生活
「あれ?さゆ?」
「カカシさん?」
話は冒頭に戻る。
私は現在、暗部を脱退して上忍という肩書きになっていた。脱退をしたいと告げた際、主にダンゾウから猛反対を受けたがサスケくんを育てる上で暗部より上忍の方が何かと都合が良いということでなんとか抜けさせてもらえたという感じだ。
「お前、上忍になったとは聞いたけどなんでこんなとこで受付なんてやってんの?」
「いや、なんか直ぐにA級、S級の任務する気にはなれなくて…できるだけサスケくんの側にいたいし。」
「そっか。お前が引き取ったんだっけ。」
「はい。最近落ち着いてきたし、弟できたみたいで可愛いですよ。」
カカシさんは「そっか」と言いながら書類を渡してくる。それを受け取り確認する。
「それよりカカシさんもいつの間に脱退してたんですね。」
「はっ?!えっ?!お前今更??」
「私も最近忙しかったんですっ!そもそもカカシさんとあんまり会う機会なかったし。」
「いやいや、風の噂とかあるでショ?はー悲しいなぁ〜〜昔は俺見るたびにカカシさんカカシさんって可愛かったのに。」
「はいはいはい。話はまた、後、で!後ろつかえてるんで。」
書類を渡しながら「お昼なら1時間空いてます。」と告げると嬉しそうに笑って去って行った。