• テキストサイズ

君を追う

第13章 探すときほど見つからない。














「はぁ…」

「カカシうるさい。何度目よ。」


待機室には紅、アスマと俺の3人。
とくに何をするでもなく、ただただお茶を啜るこの時間は時間がやけに遅く感じる。



「そんなに教え子が心配?あんな気合入れて手上げてたくせに。」

「いや…あいつらのコトは心配は…………まぁあんまりしてないんだけどさ」

「あぁさゆか。」



あいつが戻ってくるといった3年の期日は残り数週間で終わりと告げるといったところだった。
けれど、期日通りに帰ってくるなんてことはルーズなあいつだ。まずないだろう。


「まさかこの3年間、お前にもサスケにも火影様にすら一報もないとはな…」



苦笑いするアスマの言葉に思わずまたため息がこぼれる。


本当だよ…
きっとあいつは「だってそんなこと言われなかったし」とけろっというんでしょーけど。

心配してるこっちの気にもなってほしい。



「はぁ…」



何度目になるかわからないため息をつく。

とりあえず、今はさゆよりもあの3人が順調に試験を進むことを考えよう。



頼むぞサスケ…
一緒にドヤ顔かましてやろうじゃないの。












/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp