• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第5章 寂しそう




振り返ると、教室のドアのところに立っていたのは、福井ちゃんとアゴリラ。


「勉強会か…感心じゃのぉ」

「赤点とったら追試アル」

「IH出場も危ぶまれんだからな。しっかりやれよ」


劉の顔からは先程までの表情は消え、教室の中へ入ってくる二人にいつもの顔を見せていた。

そんな劉に少しばかり違和感を感じながらも、私も歩み寄ってくる二人に目を向けた。

…ホント、この二人。

私たちのこと好きだよね。

いっつも教室にやってくるし。


「アゴリラと福井こそちゃんと勉強してるアルか?」

「ナメんな。俺らこれでも受験生だぜ?」

「あ、そっか…そう言えばそうだったね」


いまはまだ部活に参加してるけど、二人とも三年生で、もう立派な受験生なんだよね…。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp