青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】
第4章 痛いほど
ここ最近…。
朝は劉のお迎え。
学校は友だちといても、すぐ近くに劉がいて…廊下に出る時は必ず劉が隣を歩く。
昼休みはアゴリラと福井ちゃんが、何の用もないのに私のとこへ来て…紫原もやってくる。
部活はいつも通りだし…あ、でも。
ドリンク作るのに一人で体育館を出たら雅子ちゃんに怒られたな…なんでだろ…。
んで、帰り道はこんなんだし…。
「やっぱ、最近おかしいのはアンタらのせいだよ」
どこをどう思い出してみてもコイツらのせいで間違いない。
「何もないのならええんじゃがな…」
「何それ」
「鈴佳は知らなくていーんだよ」
「はあ?」
マジで不可解。
不可解と言えばもう一つ。
私のここ最近のこんな状況だからだとは思うが、どこからか視線がすっごく痛い。
ただ好機の目にさらされてるだけなんだろうけど。