• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第18章 良かった






電車を乗り継ぎ、やってきたのは兄の大学。

と、そこまではいいのだが。


「(えぇ…どーしよ…)」


大学の大きな校門。

私はその前をうろちょろするだけで、いまだ中へ入ることができずに十分が経過してしまった。


「(何も考えずに来たけど…今って冬休みだよね?てか、これ勝手に入っていいワケ?)」


年末と言うこともあって、人気のないその場。

ま、まさか…もしかすると、兄貴。実家に帰ってるかも…?

いやいや…兄貴は卒業回生だから、卒論の研究とかで残ってそうだし…。

だとしても、こんな広いとこ…兄貴、どこ居んの?

キャンパスはここで合ってんの?

てか、そもそも兄貴は今日、学校に来てんの?


「あぁ…マジでどーしよ…」


馬鹿の癖に考えナシに動くモンじゃないな。

やっぱり劉についてきてもらえば良かった…。

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp