• テキストサイズ

青春あやまち論anotherstory 【黒子のバスケ】

第17章 守る騎士




火神の3Pシュート…だが、ゾーンが切れてきたのかリングに弾かれた。


「リバウンド!!」

「おおおお」

「なんだと!?」


劉とアゴリラが跳んでいたにもかかわらず、鉄平が不利な体勢からボールをつかみ取る。


「木吉!!」


ボールは4番の手に。

これは…3P!?

残り21秒…ついに点差は1点にまで詰め寄られた。

しかも、こんな時に限って例の厄介なDF陣形。

スローインすらままならない様子の劉。


「よこせ、劉!!」


アゴリラが叫び、劉がボールを出した。

パスを受けたアゴリラはボールをぶん投げ、氷室まで届く。

氷室は4番のDFをフェイクでかわし、紫原にパス。


「止め刺してやる!!」


ゴールに向かって跳んだ紫原。

そのブロックに跳んだのは火神だ。


「…行け。もうパスはいい。ここで決めるのがお前の仕事だ」


紫原はこれまでのように氷室にパスを出すことなく、火神を押しのけるように渾身の力でボールを押す。

ここまま行けば、押し切れる…!

/ 463ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp